食器

祖父が作ってくれた茶碗

私には大切にしている食器があります。
それは祖父が作ってくれた茶碗です。
今は病気でなかなか思うように体が動かせずリハビリを頑張っている祖父ですが、以前は大好きな陶芸教室に通っていました。
いつも楽しそうに教室の話をしている祖父を見ているのが好きで、私にも茶碗を作ってねとお願いし、作ってもらった茶碗です。
私が使うには大きくて、そして少し重く、貰った時は「大きいよ〜」と笑いながら言いましたがとても嬉しかったのを覚えています。
後々話を聞いたら、どんな茶碗よりも時間をかけて頑張ってこだわって作ってくれた自信作だそうです。
その後も祖父は家族みんなの茶碗や皿をたくさん作ってくれました。
でもその度に、○○にあげた茶碗が1番出来が良かったな〜と言っていました。
これからもずっと作り続けるんだろうと思っていたからこそ病気になり、大好きな陶芸教室を辞めることになったと聞いた時は私もショックでしたし、もう新しい食器は増えないのかと淋しくなったのを覚えています。
だからこそあのときプレゼントしてくれた茶碗が愛おしくも思えますし、大きくても重くても私にとっては1番大切な茶碗です。
飾っててもいいかなとも思いますが、私のことを思ってくれた茶碗なので、大事に大事に毎日使っています。
茶碗半分だけ盛られたご飯が今では私の定番です。

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